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3日間に渡る激戦を繰り広げてくれた選手の皆様、お疲れ様でした。
出場しなければわからない、競技会場の雰囲気と臨場感、緊張感。
出場した者にしかわからない、競技内容の難しさ、そして満足感。
出場選手27名すべての者が業界の勝者です。また、今選手権にご支援頂きましたスポンサー様、協会員様、サポート企業様におきましてはこの場にて感謝申し上げます。
今回、サイン&ディスプレイショーというサイン業界におけるマーキングフィルム発祥の地からカーラッピング、広義でいうラッピングを考慮した競技内容を企画し、近年注目されてきたカーラッピング、カーラッパーははたしてフィルムに対してどれほどの知識と経験があり、サイン業界のフィルム貼職人を超える技を習得しているのか?をテーマにしました。
業界最高峰に位置される「1級技能士(粘着シート貼)資格」を抜粋した規定貼り種目。
さまざまなオブジェトにラッピングするクリエイティブラッピング。
そして三次曲面に対して、エアフリーのラッピングフィルムとベタ糊でのラッピング。
いつも工場内で日陰作業の切文字カス取り作業にフォーカスし、地味な作業の難しさと大切さを理解してもらう種目。
フィルムに関する歴史を盛り込んだ内容に皆さんはどの様に感想を持ったでしょうか?一流のラッパーはフィルムの知識と経験の引き出しを増やし、サイン業界の皆さんは素晴らしく難易度の高い仕事をしている事を再認識し、みなさんが誇り高く、謙虚に学びつづける姿勢をもって頂けたら、今大会は大成功したといえると思います。
一般社団法人日本カーラッピング協会
会長兼大会委員長 苅谷伊
第1回 全日本カーラッピング選手権2021